羽田健太郎さん死去 [追記あり] [音楽]
夕刊の記事で知りました。
近年は「題名のない音楽会」のMCとして活躍されていらっしゃいました。たまたま放映の時間帯に子供たちが宿題をやることになっていて、ここ暫くテレビを見てなかったのですが、4月あたりから体調を崩されて、出演されていなかったんですね。全然知りませんでした。
高校生時代に遡りますが、合唱曲のレコードジャケットに、「東京混声合唱団」と共に、殆ど必ず「ピアノ伴奏 羽田健太郎」と書かれていて、その当時は未だ顔を存じ上げなかったのですが、強烈に名前だけは印象にありました。
当時、音楽の先生が「この伴奏者は凄いテクニックの持ち主で、合唱団がエキサイトしてキーが上がると、伴奏を半音上げて弾いちゃうんだよ」と話して下さったことを、懐かしく思い出します。
とても明るい方で、ちょっとずんぐりむっくりした体つきに「ごつい」手。とてもピアニストとは思えないような風貌でしたが、一度ピアノの前に座ると、難曲であってもサラッと、またロマンティックに演奏されていました。
その羽田健太郎さん、6月2日に58歳の若さで逝ってしまわれました。
「題名のない音楽会」のMCは、どうも若くして亡くなられるケースが多いように思います(黛敏郎さん、芥川也寸志さん)。何れも大音楽家で、残念でなりません。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
[6/5 追記]
芥川さんは、「題名のない音楽会」ではなくて、「N響アワー」のMCでした。
2007-06-04 22:47
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