北京・蘇州・上海旅行記 第7話 蘇州観光(2) [北京・蘇州・上海旅行]
刺繍工場を出て、次に向かったのは「虎宮」。東洋のピサの斜塔です。
この辺りは前回のエントリーでご紹介したように、移動距離が少なくて助かります。バスでちょっと走ると、もう虎宮の塔が見えてきました。
古い建物は、どれも壁が白いんです。
この立派な門が、虎宮の入口。屋根の縁が「くいっ!」と上に上がっている形が特徴的です。
ここの周辺にも水路が廻っていて、どこを見ても美しい景色が広がります。α100のシャッターをどんどん切っていきます。
う~、またもや石段登り。前日の万里の長城の疲れが、足取りを一層重くさせます。
ちょっと息を切らしながら、我がグループの最後尾で歩いていきます。
坂を登り切ると、ようやく塔が目の前にドーンと現れます。
中国の春秋時代に、呉の国王、夫差がここに埋葬されたんだそうです。そして北宋時代、961年にこの八角七層の塔が建てられました。夫差の埋葬品などを狙って塔の根元を掘り返したりしたために、傾いちゃったんですって。高さは47.5m。11~12階程度の高さなんですが、とっても高く感じられます。
危険なので登ることはできません。
塔の周囲には見どころがいくつかあります。
高所の苦手な私じゃクラクラしちゃいます。ここもまた、一つの景色が作られているんだそうです。下に降りて、見てみると・・・
こんな感じ。下から見上げると、それほどの高さでもないんですね。
最初とは逆の方向から見た塔。木々の葉が色づいて、これも良い景色でした。
こちらは「試剣石」。岩の割れ目は、闔閭が剣の試し切りをさせてできた刀の跡だって言うんですが、ほんとかどうかは???
塔の入口から反対側に出ても、また水路。実に何とも、水の都です。
虎宮を出発。そしてバスの車窓からは、またまた蘇州らしい景観が続きます。
昼食場所は、絹の工場と土産物屋にレストランが一緒になった、よくあるパターンのところ。
繭から生糸を紡ぐ作業をしていました。絹はもの凄く細いんですって。
現地からのエントリーにも書きましたが、繭から出てきた蛹はもう死んでいるので、左手前の壺にぽいっ、てされちゃいます。壺の中は、推して知るべし・・・
この後、シルク製品のお店で、しばらく素見して、昼食。
昼食は蘇州料理。野菜、魚料理が中心でした。
お腹も膨れて、次はいよいよ蘇州最後の観光地、寒山寺へ向かいます。
(第8話へ続く・・・)
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