SSブログ

dsPICマイコン [エレクトロニクス]

 月刊誌「トランジスタ技術」の8月号の付録に、dsPICマイコンの基板がついていました。久しぶりに同誌を購入。早速あれこれといじってみました。

 これが付録の基板の全景です。こんなちっちゃな基板なんですが、ちゃんとマイコンとして動作します。しかもPCで開発したソフトウェアをRS-232Cのインタフェース経由でマイコンに書き込めてしまいます。
 今回のトランジスタ技術誌ではソフトウェア開発用のCコンパイラや転送用プログラムもCD-ROMで提供されているので、これだけでマイコンシステムのハードウェアからソフトウェアまで開発ができてしまいます。

 マイコンが雑誌の付録になってしまうなんて、マイコンが登場した頃には考えられませんでした。

 さて、まず最初にすることは、電源の接続です。こんなに小さな基板ですから、I/Oはスイッチ2個とLED2個のみ。スイッチのうち1つは実行状態とPCからのプログラムロード状態の切り替え。というわけで、この基板単体では大したことはできませんが、電源をつなげば動作確認ができます。

 正常に動作すると、実行状態では赤色のLED、ロード側に切り替えると緑色のLEDがそれぞれ点滅します。

 写真上部・中央にあるのは汎用のスイッチSW1。基板左下に2個並んでいるのがLED。その右側のスライドスイッチで実行状態・ロード状態を切り替えます。

 基板中央にマウントされているのが今回の主役、dsPIC30F2012です。写真をご覧下さい。

 この中にPCからRS-232C経由でプログラムを転送する機能や、電源投入時にLEDを点滅させる初期プログラムが入っています。

 基板上部にはUSBのminiBコネクタが取り付けらるようになっています。ちょっと特殊な形状なんですが、職場の近くに「マルツ」があって、そこで入手できました。もっとも、結果的には電源をここに接続することがなくなりましたが、それはまた別の話。

 次のステップは、RS-232C用のシリアルポートを使ってPCと接続し、通信のチェックを行います。最近のPCでシリアルポート・インタフェースを搭載したものは少なくて、USBとRS-232Cの変換ケーブルを使うことになります。
 以前入手したものがあるので、そこにICクリップ付きケーブルやワニ口クリップで接続。

 ここまでは特に問題無ければ記事どおりに動いてくれます。

 さて、いくらなんでも基板がこれだけでは電源やRS-232Cの接続が面倒で仕方ありません。そこで、蛇の目基板を使って、専用のマザーボードを作ることにしました。
 基板上の2つのスイッチも、それぞれの片側は外部端子に接続されていますので、もっと使い勝手の良いスナップスイッチやプッシュスイッチを取り付けます。また、こういった組込み系システムではリセットも必須。これもプッシュスイッチでリセットできるようにします。

 この他、電源コネクタ、電源スイッチ、RS-232Cコネクタを搭載すれば、なかなか立派なマイコンシステムが出来上がります。

 この様子はまた、次回のエントリーでご紹介します。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

DSC-T50退院dsPIC用マザーボード ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。