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北京・蘇州・上海旅行記 第6話 蘇州観光(1) [北京・蘇州・上海旅行]

 蘇州は上海から西へ約80kmの場所。古い街だとばっかり思っていましたが、日本の企業も進出するほどの発展を遂げ、中国で5番目の「日本人学校」もできたそうです。
 そんなおおきな都市なのに、地図情報が実に少ない。GPS-CS1Kを持って旅するようになって以来、旅行後に足跡を辿るのが楽しくて仕方ないんですが、肝心の地図が心許ないような状況ではいけません。
 そこで・・・

 Googleチャイナがあるんですね。ちゃんと。で、そこにはGoogle Mapの中国版があるので、これを使えば、かなり足跡が辿れそう。ただ、残念ながら地図、航空写真の切り替えがありません。すご~く面倒になっちゃいますが、日本版Googleの航空写真とGoogleチャイナの地図を見比べながら、位置を見ていくしかありません。

 苦労を重ねて、ようやく蘇州の移動範囲を地図上で確認できました。オレンジの★マークをご覧ください。一番右端が泊まったホテル「蘇州閭門飯店 Chang Men Hotel Suzhou」。Suzhouは蘇州のアルファベット表記。
 このホテルの場所を見つけるのに一番苦労しました。住所のデータはあるんですが、それで検索をかけてもさっぱり。アルファベット表記でぐぐってみたら、このホテルを紹介する英語のサイトを発見。そこにあった地図を頼りに、Googleチャイナのマップで探し回ってようやく発見しました。
 中央下の★マークが「留園」。右側は「寒山寺」。中央上部が「虎宮」です。何れもせいぜい2~3kmの範囲内にあるので、2日目のような大移動とはえらく違います。

 こちらの写真は日本版Googleのマップで見た航空写真。赤い円内がホテル付近。前の晩に見た夜景は、左側の川でした。どういうわけか、雲が写っちゃってるんですね。

 順序は違っちゃうんですが、虎宮の日本版Googleマップの航空写真。赤い円の中心に、斜塔が建っているんですが、見分けられるでしょうか。
 右側のモヤモヤは、解像度が低い地域。蘇州付近は概ね解像度が高い画像まで見られるんですが、この一帯はベルト状に上下に解像度の低い部分があります。

 それでは、第3日目、蘇州の観光編、行ってみましょう。

 蘇州で一泊したホテルの外観です。朝食会場はここから100mほど離れた建物で、朝から歩かされてしまいました。ちょっとした朝の散歩。
 歩いていくうちに、近くに良い感じの景色がいくつも見られ、朝食後にα100を持ち出して撮影しました。

 朝の透き通った冷たい空気と、ちょっと頼りなさげな太陽の光が、こんな景色を作ってくれました。京都市と姉妹提携しているんだそうですが、なるほどなぁ、って思います。

 バスに乗り込んで、出発。蘇州らしい街並みが続きます。

 出勤風景なんでしょうか。北京とはえらく違いますね。北京語で「おはよう」は「サオツァンハオ」。「サオ」を低く、「ツァン」は高音から低音へグリッサンド(笑)して、「ハオ」は逆に低音から高音へグリッサンドさせると、それらしく発音できます。(現地のガイドさんに発音を褒められましたので、間違いないかな)

 最初に訪れたのは「留園」。入口付近の風景です。

 「留園」は蘇州4大名園の一つ。「明」の時代に作られた後改修され、「清」の時代の代表的な庭園なんだそうです。どこを見ても絵葉書のような景色ばかり。

 偉人が住んでいた場所には、気品溢れる椅子やテーブルが。

 これは大理石。模様は自然のままなんでしょうが、景色が素晴らしい。

 留園を出て、次は、すぐ近くにある「刺繍研究所」を訪れました。

 刺繍の職人さんは減少傾向にあるんだそうですが、専門の学校もあって、後継者を育成。刺繍って言っても、そりゃもう見事な芸術作品なんですよ。
 撮影はOKでしたので、T200の拡大鏡モードで撮ってみました。こうして見ても素晴らしいですね~。

 この刺繍、2匹の犬が見えますが、これを裏返すと・・・

 反対側には猫の刺繍が。両面に別の絵柄を刺繍してあります。
 布を挟んで、両側に職人さんが並び、お互いに刺繍糸を絡ませながら作っていくんだそうです。って説明を聞いても不思議です、この刺繍。

 展示されている作品の中には、何年もかけて出来上がったという大作もありました。即売もされていますが、桁が多過ぎて、よくわからないほどの金額がついていました。

 もちろん一般客でも買えるような土産物もたくさんありました。私はここでシルクのネクタイと白檀の扇子を購入。
 今回の旅で初めて現金を使いました。

 さて、次は「東洋のピサの斜塔」と呼ばれる「虎宮」へ行きます。

(第7話へ続く)


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